飲食店お役立ちコラム

2021.11.8

集客

「ソロ活」ブーム!一人客に対応する5つのポイント

ソロ活

以前「おひとりさま」という言葉が流行りましたが、今は「ソロ活」という言葉に変わり、特に女性の間でブームになっています。「ソロ活」とは、ひとりの時間を楽しむ活動のこと。ひとり焼き肉・ひとりキャンプ・ひとりカラオケなど、ひとりの気楽さ・自由さを楽しむ人が増えました。

「おひとりさま」というとどこか寂しい感じがしましたが、現在の「ソロ活」は楽しいイメージとして捉えられているのも、ブームの要因。そこに新型コロナウィルスの影響で大勢で飲食をすることができなくなり、「ソロ活」人気に拍車をかけています。

この「ソロ活」に対応し、多くの飲食店が一人席を備え、大手グルメサイトでも「一人でも入りやすいお店」などの特集が組まれています。そこで、この記事では「ソロ活」を楽しんでいただける店つくりのポイントを紹介していきます。

「ソロ活」一人客のメリット

複数人のお客さまは会話に夢中になることが多く、食事のスピードが遅くなりがちです。その点、ソロ活を楽しむ一人客は食事に集中するので、回転率が高いことが大きなメリット
また、ソロ活に積極的な人は「開拓」した飲食店のリピーターになることが多い傾向にあります。なんとなく一人客は客単価が低いというイメージですが、複数人では料理をシェアすることが多いので、客単価で見れば逆になる場合も。「ソロ活」を楽しむ人を積極的に集客することで、効率良く全体の利益アップが期待できます。

「ソロ活」に対応する5つのポイント

ソロ活対応のポイント その1:心地良い席

一人でも心地良く過ごしていただくため、仕切りなどで周囲の目を気にせず、ゆっくり食事ができるようにします。また追加注文したい場合に、呼び鈴でスタッフを呼ぶよりも、セルフオーダーシステムモバイルオーダーシステムを設置できればベスト。気兼ねなく、すぐに注文していただけます。

ソロ活対応のポイント その2:テーブルの配置

居心地が悪くならないように、テーブル配置を工夫します。なるべく一人席を集めるようにして、グループ客に囲まれるような配置は避け、団体客と一人席はなるべく離しましょう。

ソロ活対応のポイント その3:ひとり用メニュー

料理1皿の量が少なめでリーズナブルな、ソロ活向けメニューがあると喜ばれます。健康志向や美容意識の高い人には、ヘルシーメニューがあればリピートしたくなるはず。サラダやデザートも量は少なめで種類を豊富にすることで、追加注文をしていただきやすく単価UPにつながります。

ソロ活対応のポイント その4:ソロ活女子が入店しやすい工夫

店の外からも一人客の席が見えるようにしたり、一人客を歓迎していることがわかると、ソロ活女子も入店しやすくなります。ウェブサイトや集客用のSNSなどでも「ソロ活向け」「おひとりでも楽しめるお店」であることをアピールしましょう。

ソロ活対応のポイント その5:一人客向けの接客

活気のある店でよくあるのが「いらっしゃいませ!1名さまご案内!」などと大きな声で言われることがあります。活気を出すためとは思いますが人数は不要では?「いらっしゃませ! ご案内いたします!」で十分ではないでしょうか。
また、話しかけられたくない人、話しをしたい人、様々なので反応を見ながら話しかけましょう。心地良い接客と思っていただけば、リピーターになっていただける可能性が高まります。

「ソロ活」ブーム!一人客に対応する5つのポイント:まとめ

国内産ワクチンや治療薬の話題も出はじめ、アフターコロナにおける外食産業の復活が期待されています。しかし、長いコロナ禍の間に変化した食習慣は、引き続き残っていくのではないでしょうか。

2000年からのコト消費(体験を売る。特別な体験や人間関係を深めるための消費。イベント、女子会、オフ会)が終わり、イミ消費(健康、環境、支援など共感や、自分のライフスタイルを表現するための消費)へと消費価値観が変化してきました。

「ソロ活」ブームは、時代に則した価値観の変化により起こった現象です。食も含めた価値観そのものが多様化していく時代の変化に柔軟に対応していくことが、これからの外食産業に求められています。

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