飲食店お役立ちコラム

2021.05.7

接客

デジタル化で変わる飲食店の接客

デジタル化

当コラム「飲食店のマニュアル作りのポイント」では、コンセプトや経営理念をスタッフに意識してもらい接客クオリティをあげるという提案をしましたが、今回は、近年話題になっっている飲食店のデジタル化が、接客の質をあげる点に注目しました。

飲食店の売上を伸ばすために大切なのが、お客様目線での接客サービスです。どれだけお店の雰囲気やメニューにこだわっても、接客サービスに不満があればお客様は二度と来店してくれません。

接客サービスの質を高め、お客様が気持ちよく利用できるお店づくりに取り組むことは、リピーターの獲得につながります。この記事では、 飲食店で接客の質を高めるためのデジタル化について紹介します。

飲食店の接客の質を高める方法

飲食店の接客の質を高めるポイントは、店舗サービスのデジタル化です。セルフオーダーシステムやQRコード決済などを導入することで、お客様の待ち時間を短縮し、顧客満足度を高められます。

デジタル化 1.お客様の待ち時間を短縮する

お客様に気持ちよく店舗を利用してもらうためには、お客様の待ち時間を短縮することが大切です。主に「オーダー」「料理の提供」「お会計」の3つのシーンで待ち時間が発生しやすく、オペレーションの効率化に取り組むことで、お客様の心象が良くなります。

特に待ち時間が発生しやすいのが、店舗混雑時のレジ会計。お客様のお支払いやお釣りの受け渡しなど、現金でのレジ会計は時間がかかりますが、QRコード決済や非接触型決済を導入することで、レジ会計の待ち時間を短縮可能です。お客様をお待たせしないため、まずはレジ会計の待ち時間の短縮に取り組みましょう。

デジタル化 2.オーダーミスを減らす

「お客様の注文を聞き漏らす」「手書き伝票を読み間違え、伝達ミスをする」など、オーダーミスはお客様の心象を悪化させ、クレームの原因になります。オーダーミスを減らすのに役立つのが、セルフオーダーシステムの導入です。
セルフオーダーシステムなら、お客様がタブレット端末で直接注文し、キッチンスタッフが直接オーダーを受け取るため、ホールスタッフの聞き間違いや伝達ミスが発生しません。新人スタッフが多い店舗でも、セルフオーダーシステムがあれば教育コストをかけず、オーダーミスを減らせます。

デジタル化 3.多言語対応に取り組む

外国人観光客が多く来店する飲食店の場合は、多言語対応に取り組むことも大切です。まずはスタッフに簡単な英語を覚えてもらい、外国人観光客の方に気持ちよく利用してもらえるお店づくりに取り組みましょう。
また、多言語対応のオーダーシステム、メニューブック、パンフレットの用意も効果的です。外国人のお客様がスムーズに会計や注文をおこなえるだけでなく、店舗やメニューの魅力を効果的に発信できます。

まとめ:デジタル化で飲食店の接客クオリティを高めよう

お店のインテリアやメニューだけでなく、接客の質を高めることが飲食店の売上アップにつながることは昔から周知の事実ですが、今の時代でのポイントとなるのが、QRコード決済システムやセルフオーダーシステムの導入をはじめとした店舗サービスのデジタル化を、積極的に進めることができるかどうか。デジタル化による接客サービスの向上だけでなく、オペレーションに余裕ができたスタッフの対面接客の質も上げることができます。
特にインバウンドの強化を目指す店舗の場合は、オーダーシステムやメニューの多言語対応が決め手ではないでしょうか。時代の変化に対応しながら、新しいサービスの形を構築していきましょう。

最新記事

カテゴリー