飲食店お役立ちコラム

2022.03.7

集客

【飲食店のサブスク】新しいアイデアで安定収益

飲食店のサブスク

サブスク(サブスクリプション)とは、毎月定額を支払うことで、製品やサービスを利用する仕組み。今では音楽・動画配信以外にも、車やファッション、飲食店など幅広い分野で浸透しつつあります。

コロナ禍により、巣ごもりやテレワークなど新たなライフスタイルが定着し、ビジネス領域が広がったことからサブスクの人気が加速しましたが、その中で飲食店でも様々なサブスクへの取り組みが始まっています。この記事では、飲食店がサブスクを導入するメリット・デメリット、導入事例などを紹介していきます。

サブスク(サブスクリプション)とは

サブスク(サブスクリプション)サービスとは、定額の利用料金を消費者から支払ってもらい、サービスを提供するビジネスモデルを指します。元々インターネット上でのサブスクは、主に食品の定期宅配便、有料の動画・音楽配信から始まりましたが、近年バリエーションが大きく増えました。
矢野経済研究所の予想によると、国内市場規模は2023年度に1兆1490億円に上るとのことです。
※出典:2021年10月21日日本サブスクリプションビジネス振興会プレスリリース

飲食店においても、定額使い放題のサブスク、割引などのサービスを提供するサブスク、会員限定の特典を提供するサブスクなど、多彩なプランが登場しています。

飲食店がサブスクを導入するメリット

飲食店は、天候や時期よって集客が大きく左右されるますが、サブスクであれば、繁忙期や閑散期に関わらず安定した収益が見込めます。また、料金を事前に回収できるというメリットもあります。

サブスクの場合、加入時に顧客情報を入手することになるため、それをマーケティングにも活かすことができます。通常、常連客でも名前や連絡先を知らない場合がほとんどですが、サブスクを活用すれば、顧客とのコミュニケーションをとりやすく、新メニューや割引サービスなどのお知らせをすることで顧客満足度アップにも繫がります。

飲食店がサブスクを導入するデメリット

サブスクを導入するとなれば、クレジットカード・スマホ決済などの自動課金システムが必要。そのため、導入時に初期コスト、導入後も運用保守などのランニングコストが発生します。

また、サブスクは顧客が満足するサービスを提供しつづけなければ成り立ちません。お得感を追求しすぎ、質を落とすようでは継続してもらうことができなくなります。ある程度、起動に乗るまでの資金を用意しておくことも必要でしょう。

【飲食店のサブスク】導入事例

導入事例:1 ラーメン店

月額の支払いで、1日1杯ラーメンが無料になると言うサブスク。ラーメンは3種類から選択することが可能となっており、1ヶ月に約12杯食べれば元が取れるとのこと。決済手続きがアプリでできるという利便性も人気の一因となっています。

導入事例:2 焼き肉店

  • 月額飲み放題会員のサブスク。会員になると規定時間内でドリンク飲み放題が、毎日無料で楽しめます。
  • 1日1回規定時間内で、サーロインステーキが毎日食べ放題のサブスク。別途席料とワンドリンクが必要ですが、かなりお得な価格設定となっています。
  • 年会費を支払い「特別会員」になると、アラカルトメニューがいつでも半額になるというサブスク。

導入事例:3 カフェ

提携しているカフェでアプリ会員証を提示するだけで、コーヒーが飲み放題になるというサブスク。店舗ごとに利用時間が決まっており、その時間内であれば何杯でもコーヒーを飲むことができるという、お得なサービスです。

【飲食店のサブスク】新しいアイデアで安定収益:まとめ

サブスクは、今ではあらゆる分野に浸透し、飲食店でも様々なサブスクへの取り組みが始まっています。

上記で紹介した導入事例の他に、ワインショップで取り揃えている100種類以上のワインを特別価格で注文し、レストランで楽しめるという、コラボレーション企画のサブスク会員プランも登場しました。

このようにサブスクはアイデア次第で様々なサービスを作り出すことができます。
サブスクサービスは、事業再構築補助金の対象にもなっており、採択事例が多数あります。今後、新しい展開を考えている飲食店は、サブスクサービスを検討してみてはいかがでしょうか。

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