飲食店お役立ちコラム

2021.12.6

集客

【飲食店のアイドルタイム】客席をテレワークスペースに活用

飲食店のアイドルタイム

飲食店におけるアイドルタイムとは、客数が少ない時間帯を指します。 アイドルタイムの営業にもコストがかかりますので、来客数が見込めない時間は休憩中として閉めている店舗が多いですよね。

そんな中、飲食店のアイドルタイムに客席をテレワーク用のレンタルスペースとして貸し出すサービスがはじまっています。この記事では、数ある活用方法の中で、なぜテレワーク用のレンタルスペースが良いのか、そのメリットを紹介していきます。

飲食店のアイドルタイムとは?

飲食店におけるアイドルタイムは、業態や立地などにより、それぞれで変わります。レストランや居酒屋などは食事やお酒が中心なので、ランチやディナータイムに来客が集中し、ピークタイムとなります。レストランならおよそ15:00~17:00くらい、居酒屋なら17:00~19:00くらいがアイドルタイムになりますので、その間、店を閉めてスタッフの休憩時間や清掃時間、夜の営業の準備などに充てているケースが多いでしょう。

カフェの場合は、朝食〜ランチ時間に来客が集中し、その後は15時前後もピークタイムとなる場合があるため、アイドルタイムとなるのは17時以降と思われます。夜遅い時間まで営業している場合は、食事の後にカフェを利用する場合も多いので、レストランや居酒屋などのアイドルタイムとかなり異なっています。

飲食店のアイドルタイムにおける客席の有効活用

飲食店ではアイドルタイムを利用して、清掃や店舗のメンテナンス、スタッフの休憩や教育など、営業を円滑に行うための時間に充てているケースが多いようです。アイドルタイムは来客数が見込めないため、営業することで逆にコストがかかることがあるでしょう。

しかし、このコロナ禍では、少しでも売り上げを増やしたいという飲食店も多いのではないでしょうか。コストをかけずにアイドルタイムに営業する方法のひとつとして、客席をテレワークスペースとして貸し出すという方法があります。

客席をテレワークスペースとして貸し出すメリット

飲食店のアイドルタイムを、テレワークスペースとして貸し出すサービスは、すでにはじまっています。

コロナ禍の影響により、テレワークを導入する企業が増加していますが、自宅では集中して仕事ができないという人もいます。またコワーキングスペースは都心中心に設置されていることがほとんどで、自宅や最寄り駅近辺の飲食店に仕事できるスペースがあれば、利用したいというビジネスマンも多いのではないでしょうか。

スペースを貸し出すリスクが少ない

たとえば料理教室や会合など、飲食店のスペースを貸し出すというサービスは他にもあります。また最近ではランチのみ他の事業者に間貸しするというシェアリングも流行っています。しかし、結局はある程度スタッフに負担がかかったり、トラブルのリスクもあります。その点、テレワークスペースであれば、仕事をすることが目的のお客さまであるため静かに過ごしていただけますし、自店のサービスなのでリスクも少なくなります。

夜の営業の準備もできる

特に個室を備えている飲食店であれば、夜の営業の準備をしている間でも、お客さまを入れることができます。お客さまにとっても、パソコン画面を見られる心配もなく、個室は最適な仕事環境でしょう。
また、ドリンクだけでも販売することでテレワークスペースとしてのサービスも充実させることが可能です。セルフオーダーシステムを導入している店舗であれば、席に注文をとりにいく必要もありません。

スタッフの負担が少ない

スタッフは案内と決済業務だけで済みますし、お客さまと接触する機会が限られるためコロナ対策としても問題ありません。座って待機できるので、休憩を兼ねることもできるでしょう。

特別な準備が不要

予約の方法については、「レンタルスペース 予約システム 無料」などのキーワードで検索すれば、無料で使える予約システムも数多く提供されています。

また、パソコンで仕事をするビジネスマンであれば、ほとんどの方が自身でWi-Fiを契約していると思いますが、仕事に利用していただくのであればフリーWi-Fiも用意しておくことも必要です。しかし、パスワードの入力なしで利用できるオープンネットワークはセキュリティ的に脆弱であり危険です。パスワードで暗号化された場合も、重要な書類のやりとりには利用しないように、お客様に周知徹底することが大切です。不安であれば、通信サービス会社に依頼しましょう。

認知度を高める

テレワークスペースとして満足していただけばリピーターとなる可能性が高く、継続利用を見込めます。また、これまでファミリー層がターゲットだった飲食店も、ビジネス客に訴求することで幅広く認知度を高め、後々の店舗利用に繫がることも考えられます。ビジネス客ということで、忘年会・新年会の宣伝になるチラシやクーポンなどをテーブルに用意しておくと良いでしょう。

【飲食店のアイドルタイム】客席をテレワークスペースに活用:まとめ

ビジネス用のレンタルスペース・コワーキングスペースは、都心に集中しており、月額制だったり会員でないと割高い費用になることが多いため、飲食店のテレワークスペースを利用していただける可能性は多いにあると思われます。
店舗としても、アイドルタイムの客席を空けておくよりは、コスト少なく営業できるテレワークスペース貸し出しは、チャレンジしてみる価値があるのではないでしょうか。

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