2021.07.2
集客
飲食店を応援するための取り組み
新型コロナウイルス感染症の流行を受けて、飲食店はかつてない危機に直面しました。感染拡大から、すでに1年半が経った今も外出の自粛が求められ、営業時間の短縮をせざるを得ない状況が続いています。
一方、この状況をなんとかしようと、多くの自治体や企業が飲食店を応援するための取り組みを行っています。今回は、これらの取り組みについてご紹介していきます。
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【グルメ情報サイト】事前に食事券を購入してもらう取り組み
大手グルメ情報サイトでは、飲食店を応援する取り組みの1つとして、お食事券の購入を消費者におすすめしています。お食事券とは、後からその店の食事を楽しむために、クレジットカードを用いてあらかじめお金を支払って確約しておけるサービスの1つです。
お客さまにあらかじめお食事券を購入してもらうことで、後から好きなタイミングでお店の料理を楽しんでもらえます。
お店側としては、先に料金を支払ってもらえますので、金銭的な支援となります。資金不足ゆえにお店の経営が続かなくなってしまうと閉店せざるを得なくなってしまうので、効果的な選択肢の1つとして検討できるでしょう。
こういった取り組みをサポートしてくれる大手グルメ情報サイトに掲載してもらうことで、効率よくお食事券を販売できるようになり、店舗への来客を促進させられます。
【各自治体・企業】テイクアウト・デリバリー支援
今では多くの自治体が、新型コロナ対策として、飲食店のデリバリー・テイクアウトの支援金を交付していますし、テイクアウト・デリバリー企業も、テイクアウトアプリや非接触デリバリーの仕組みなどを取り入れ飲食店を後押ししています。
すでにテイクアウト・デリバリーを行っている飲食店も多いと思いますが、まだ検討中という店舗は、環境が整った今なら導入しやすのではないでしょうか。
支援金は自治体単位で交付されていますので、「○○市 テイクアウト・デリバリー 支援金(または補助金、助成金など)」などのキーワードで調べてみるとよいでしょう。
【クラウドファンディング】資金援助
これまでと同じような営業が難しくなり資金難に陥っている飲食店にとって、クラウドファンディングは効果的な取り組みの1つとして捉えられています。実際に、数多くの飲食店がクラウドファンディングによる資金調達を実践しています。
クラウドファンディングを取りまとめるサービスサイトでは、飲食店への応援の意味を込めて特集ページが公開されています。お店の経営を続けたいと思う気持ちは同じですが、その先にある目的は飲食店によってさまざまです。
いくつか、クラウドファンディングサービスをご紹介します。
READYFOR(レディーフォー)
2011年3月にスタートした、日本最大規模のクラウドファンディングサービスです。
CAMPFIRE(キャンプファイヤー)
飲食店関連のプロジェクトを始め、幅広いプロジェクトが強みです。
Makuake(マクアケ)
メディア掲載数5,000件以上。圧倒的なPR力があり、有名企業も活用しています。
人と食を結んでくれる飲食店は、多くの人の思いによって成り立っています。これまでに扱ったことのない方法を実践するのは不安かもしれませんが、クラウドファンディングサービス運営企業がサポートしてくれますので、一度相談してみると良いでしょう。
飲食店を応援するための取り組み:まとめ
新型コロナウイルス感染症の流行によって、感染対策のために人と直接会うのが難しくなってしまいました。以前とは異なり、どこの飲食店でもテイクアウトが取り入れられ、在り方が変わってきています。感染症が終息しても、新しい生活様式は残っていくことでしょう。
これをチャレンジのきっかけとして、お食事券の購入を促進するサイトへの登録や、自治体の支援を受ける、またクラウドファンディングへの参加など、飲食店を応援してもらうための取り組みをぜひ実践してみてください。