飲食店のクーポンにアイデアをプラス

飲食店のクーポンは、新規顧客やリピーターを増やすためにも、有効な集客施策の一つです。ただ、これだけ多くの飲食店クーポンが溢れている中で、単に割引率やサービスの掲載だけのクーポンでは効果が得にくくなっています。
そこでこの記事では、割引率やサービスの掲載だけでなくアイデアをプラスした飲食店クーポンの例を紹介をしていきます。

飲食店クーポンのアイデア

クーポンでの集客を成功させるためには、有効期限を設ける・対象者を明確にする・特典のバリエーションを設けるなどの基本的なポイントがあります。

参照：飲食店のクーポン活用で集客力アップ！

ただ、1回毎の割引やサービスのクーポンは、リピーターを増やすには不足かと思われます。
船井総合研究所が提唱する「3回安定10回固定の法則」という言葉をご存知でしょうか。

3回来店したらそのお客様は自店を安定的に利用していただけ、10回来店したら自店のファンになるという法則です。つまり、『3回の壁』と『10回の壁』如何に超えるかによって時点の固定客に大きく影響します。

引用元：船井総合研究所フードビジネス.com/これからの時代に合わせた固定客化とは？（https://funai-food-business.com/column/2486/）

まず3回来店していただくには、単なる割引やサービスのクーポンでなく、プラスアルファでお客様の注意を引くデザインやアイデアが必要です。

飲食店クーポンのアイデア事例

【飲食店クーポンのアイデア】1. ステップクーポン

通常は、1回毎の割引やサービスのクーポンが多いと思いますが、まずは3回来店いただくために3段階でサービスや割引を提供するクーポンがあります。

1回のクーポンの場合、お店の混雑に重なり十分にサービスを提供できなかったり、一部のメニューしか食べていただけないなど、お店の良さが伝わらない場合もあるでしょう。充分な料理やサービスを提供する中でファンになっていただくためには、まず3回ご来店いただくことを目指します。

【飲食店クーポンのアイデア】2. 選べるクーポン

ステップクーポンと同じく、3回来店していただくことを目的としたアイデアクーポンです。ステップクーポンは段階を踏みますが、選べるクーポンは、例えばメニューから3品を掲載し、1回づつ1品をお選びいただく仕組みです。1回毎のクーポンよりも経費節約になり、お客様にも選んでいただくことができます。

まずは3回ご来店いただくために、3ステップクーポンや選べるクーポンはぴったりのアイデアです。紙のクーポンであれば、財布に入れていただける名刺サイズにして、いつでも目にとまるように目立つ色を使うと良いでしょう。

【飲食店クーポンのアイデア】3. 写真付きクーポン

ほとんどのクーポンは次回ご来店10％OFF！など文字のみで訴求したものですが、どこの飲食店でもクーポンを提供しているので、特別に気に留められることが少ないかと思います。そこで、美味しいそうなデザートの写真を入れた一品サービスのクーポン券であれば、特に女性客の注意を引く可能性が高いです。

写真付きのチラシクーポンも多数見かけますが、ポイントは食べたくなるようなシズル感のある写真を入れることですので、プロカメラマンが撮影した写真がベストです。メニュー用に撮影した写真でも良いと思います。
文字だけでの訴求よりも、想像と違ったという不満をなくすこともでき、美味しそうな写真を入れることでワクワク感を出すことができます。例えば、デザートなど数種のクーポンを用意をしておけば、お客様の選ぶ楽しみも増え、次回の来店にも繋がるでしょう。

【飲食店クーポンのアイデア】4. ビンゴクーポン

1回毎のクーポンは、忘れられてしまう可能性があります。そこで、楽しみながら利用できる「ビンゴクーポン」はいかがでしょうか。
カードにメニューを並べ、注文したメニューにスタンプを押し、ビンゴが出たらドリンク1杯無料、全てのメニューをコンプリートしたら割引サービスなど、自店の事情に合わせて自由に考えることができます。
メニューのコンプリートを目指すことで、3回と言わず、何度も足を運んでいただくことが期待できる楽しい飲食店クーポンのアイデアです。

飲食店のクーポンにアイデアをプラス：まとめ

飲食店のクーポンは、新規顧客やリピーターを増やすためにも、有効な集客施策の一つです。

クーポンを出してみても、いまひとつ効果を感じられないという場合は、ステップクーポン・選べるクーポン・ビンゴクーポンなど、お客様も楽しめるアイデアを考え、まずは3回来店してもらうを目指して、アイデアをプラスした飲食店クーポンを発行してみましょう。