飲食店お役立ちコラム

2021.03.19

集客

飲食店のクーポン活用で集客力アップ!

クーポン

飲食店にとって新規のお客様の集客はもちろん、確実な売上につながるリピーターを増やすことはとても重要です。そのための取り組みとして、クーポンやスタンプカードを発行しているお店も多いですよね。クーポンやスタンプカードは、お店のメニューが通常よりもお安くなったり、お得に飲食できる点がお客様にとっては一番の魅力。上手に使えば集客に直結するツールです。

でも、「クーポンを出しても反響がない」「集客はできても売り上げが減る」とお悩みのオーナーや店長もいらっしゃるようです。

そこで、クーポンの活用についていま一度考えて見たいと思います。ちょっとしたポイントに注意することで、本当に役立つアイテムになるはずです。

飲食店の集客力を上げるクーポン作成のポイント3つ

まず、飲食店のリピーターを増やすのに有効なクーポン作成には、どんなことに気を付ければよいでしょうか。
3つのポイントを紹介します。

飲食店のクーポン作成 ポイント.1

有効期限

1つ目のポイントは「有効期限を入れる」ことです。有効期限のないものは「いつでも使える」と思われて記憶に残りにくくなり、クーポンが来店のきっかけを作るという役割が果たせません。

有効期限は、来店してもらいたい周期から考えて決めると良いでしょう。例えば、月に1回来店するリピーターを増やしたいのであれば、「有効期限は1カ月以内」という具合です。

飲食店のクーポン作成 ポイント.2

対象者を明確に

2つ目のポイントは「対象者を明確にする」ことです。飲食店のクーポンは、利用条件や対象者を明確にしておくことが重要です。どんな人に使ってもらいたいのか、逆にどんな人に使ってもらうと困るのかをしっかりと考えて作成しないと、売り上げの損失につながりかねません。

例えば、新規の来店客数を上げたいと考えて「20%OFF」のクーポンを配布したのに、来店してくれたのは常連客ばかりだったというケースです。これでは、本来見込めた5000円の売り上げが4000円になってしまいます。

また、リピーターを増やしたいのであれば「次回ご来店時に10%OFF」「○回ご来店で飲み放題15%OFF」など、来店回数や割引率などを設定し、来店回数が増えるにしたがって、特典をグレードアップさせるのもポイントです。来店するほどお客様の顧客満足度も高くなり、常連客になる可能性も。

その他、雨の日に来店してくださったお客や、満席で入店をお断りしたお客様へお詫びの気持ちを込めたクーポンを作成しておいてその都度手渡せば、お店のイメージアップにもつながり、より効果的です。

飲食店のクーポン作成 ポイント.3

特典のバリエーション

3つ目のポイントは、「特典にバリエーションを設ける」です。飲食店のクーポン特典と言えば「〇〇円引き」とか「お会計から〇%OFF」などが主流ですが、値引きに限る必要はありません。

要は、お客様に喜ばれるものならなんでもOK!そして、お店の売り上げに響かないものを選ぶことも大切です。
例えば、「デザートか小鉢1品をプレゼント」「トッピングのチャーシュー2枚増量」「お誕生日月の来店でお好きなケーキ1点サービス」などです。分かりやすい言葉で内容を明記し、一緒に写真も載せるとさらに良いでしょう。

紙のクーポンが見直されている理由

実は今、紙のクーポンが見直されています。

コロナの影響も含め、最近はさまざまな理由で在宅時間が長くなっているため、以前に比べると、折り込みやポスティングされたチラシをじっくり見る機会が増えているといます。
また、ターゲットとなる客層の年代が、比較的高めの場合や高めの年代を含む場合、アプリよりも紙のクーポンやスタンプカードを好むケースが多いのも事実。アプリに比べるとアナログな印象ですが、正しく活用すれば意外なほど効果がでることもあるのです。

ではここで、改めて紙のクーポン券のメリットとデメリットを見てみましょう。

【紙のクーポン】メリットとデメリット

メリット

  • 保存性が高く、繰り返し見られる
  • デザインや入れる情報の自由度が高い

紙のクーポンのメリットは、手元に残るため保管が簡単で、すぐに見られない時でも、後で繰り返し見てもらうことができる点です。また、デザインや文言、写真など表現の幅が広い点も、紙の媒体ならではの利点です。

デメリット

  • 配布までに時間がかかる
  • 修正がしにくい

デメリットとしては、アプリなどと比べた場合、即時性が低い点です。外部の印刷に回す場合はその分の日程も必要ですし、配布するのにも時間がかかります。また、一旦印刷すると簡単に修正ができない点もデメリットと言えます。

【紙のクーポン】デメリットの解決策とプラスα

最近はスマホやPCで簡単に作成できるアプリもあるので、プリンターと併用すれば必要な時に必要な分だけ印刷したり、内容を変更することも簡単にできます。これにより、ある程度の時間短縮や修正、コストの削減を図ることができます。

また、ポスティングや折り込みなどをうまく使うことで、「配布エリアを細かく特定」したり、戸建てやワンルームマンションなど住宅形態を選択して「ターゲット層を絞り込む」ということも可能になります。

飲食店のクーポン活用:まとめ

クーポン作成の際のポイントは次の3つ

  1. 有効期限を入れる
  2. 対象者を明確にする
  3. 特典は値引きに限らない

飲食店にとってクーポンは、「2回目の来店」のきっかけとなる重要なツールです。2回目に来店してくれたお客様は、3回目に来店する可能性が非常に高く、その割合は80%とも言われています。これらのポイントを踏まえ、お店の特色を出したオリジナリティのあるクーポンを作成すれば、2回目の来店からリピーターの獲得へと、さらに集客アップ、売上アップにつながります。

ただし、集客することを意識しすぎて、接客サービスとの連携が取れていないなど、本末転倒にならないよう気を付けてください。肝心なのは、集客した後のお店のメニューやサービスに満足してもらい、次回の来店につなげることだと心得ておきましょう。

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